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2006年03月09日

■前集121項

毋偏信而為奸所欺。
毋自任而為気所使。
毋以己之長而形人之短。
毋因己之拙而忌人之能。

偏信(へんしん)して奸(かん)の欺(あざむ)く所(ところ)と為(な)る毋(ことなか)れ。
自任(じにん)して気(き)の使うところと為(な)る毋(ことなか)れ。
己(おのれ)の長(ちょう)を以て人の短(たん)を形(あらわ)す毋(ことなか)れ。
己(おのれ)の拙(せつ)に因(よ)りて人の能(のう)を忌(い)む毋(ことなか)れ。

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■前集122項

人之短処要曲為弥縫。
如暴而揚之、是以短攻短。
人有頑的要善為化誨。
如忿而嫉之、是以頑済頑。

人の短処(たんしょ)は曲(つぶさ)に弥縫(びほう)を為(な)すを要す。
如(も)し暴(あば)きて之(これ)を揚(あ)ぐれば、是(こ)れ短(たん)を以って短(たん)を攻(せ)めるなり。
人の頑(がん)あるは善(よ)く化誨(かかい)を為(な)すを要す。
如(も)し忿(いか)りて之(これ)を嫉(にく)まば、是(こ)れ頑(がん)を以て頑(がん)を済(な)すなり。

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■前集123項

遇沈沈不語之士、且莫輸心。
見悻悻自好之人、応須防口。

沈々(ちんちん)と語(かた)らざる士(し)に遇(あ)わば、且(しばら)く心を輸(いた)すこと莫(なか)れ。
悻々(こうこう)と自(みずか)ら好(よ)しとするの人を見(み)れば、応(まさ)に須(すべから)く口を防(ふさ)ぐべし。

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■前集124項

念頭昏散処、要知提醒。
念頭喫緊時、要知放下。
不燃恐去昏昏之病、又来憧憧之擾矣。

念頭(ねんとう)、昏散(こんさん)の処(ところ)、提醒(ていせい)を知(しる)ことを要す。
念頭(ねんとう)、喫緊(きっきん)の時(とき)、放下(ほうげ)を知(しる)ことを要す。
然(しか)らざれば、恐らくは昏々(こんこん)の病(やまい)を去(のぞ)くも、又、憧々(しょうしょう)の擾(みだれ)れを来(まね)かん。

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■前集125項

霽日青天、倏変為迅雷震電、疾風怒雨、倏変為朗月晴空。
気機何常、一毫凝滞。
太虚何常、一毫障塞。
人心之体、亦当如是。

霽月(せいじつ)の青天(せいてん)も、倏(たちま)ち変じて迅雷震電(じんらいしんでん)と為(な)り、疾風怒雨(しっぷうどう)、倏(たちま)ち変じて朗月(ろうげつ)の晴空(せいくう)と為(な)る。
気機(きき)何(なん)ぞ常(つね)あらんも、一毫(いちごう)の凝滞(ぎょうたい)なり。
太虚(たいきょ)何(なん)ぞ常(つね)あらんも、一毫(いちごう)の障塞(しょうそく)なり。
人心(じんしん)の体(たい)も、亦(また)当(まさ)に是(か)くの如(ごと)くなるべし。

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■前集126項

勝私制欲之功、有曰識不早、力不易者。
有曰識得破、忍不過者。
蓋識是一顆照魔的明珠、力是一把斬魔的慧剣。
両不可少也。

私(し)に勝(か)ち欲(よ)を制するの功(こう)は、識(し)ること早(はやか)らず、力(つと)むること易(やす)からず、と曰(い)う者有り。
識(し)り得(え)て破(やぶ)り、、忍(にん)過またずと曰(い)う者有り。
蓋(けだ)し、識(しき)は是(こ)れ一顆(いっか)の照魔(しょうま)の明珠(めいじゅ)にして、力は是れ一把(いっぱ)の斬魔(ざんま)の慧剣(けいけん)。
両(ふた)つながら少(すくな)くべからざるなり。

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■前集127項

覚人之詐、不形於言。
受人之侮、不動於色。
此中有無窮意味、亦有無窮受用。

人の詐(いつわり)を覚(さと)るも、言に形(あら)わさず。
人の侮(あなど)りを受(う)くるも、色に動(うご)かさず。
此の中に無窮(むきゅう)の意味有り、亦、無窮(むきゅう)の受用(じゅよう)有り。

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■前集128項

横逆困窮、是鍛煉豪傑的一福鑢錘。
能受其鍛煉則身心交益。
不受其鍛煉則身心交損。

横逆困窮(おうぎゃくこんきゅう)は、是れ豪傑(ごうけつ)を鍛煉(たんれん)するの一副(いっぷく)の鑢錘(ろすい)なり。
能(よ)く其の鍛煉(たんれん)を受(う)くれば、即(すなわ)ち身心(しんしん)交(こもご)も益(えき)す。
其の鍛煉(たんれん)を受(う)けざれば、即(すな)ち、身心(しんしん)交(こもご)も損(そん)す。

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■前集129項

吾身一小天地也。
使喜怒不愆、好悪有則、便是燮理的功夫。
天地一大父母也。
使民無怨咨、物無氛疹、亦是敦睦的気象。

吾が身は一(いつ)の小天地(しょうてんち)也り。
喜怒(きど)をして愆(あやま)らず、好悪(こうお)をして則(のり)有(あ)らしめば、便(すなわ)ち是れ燮理(しょうり)の功夫(くふう)なり。
天地(てんち)は一(いつ)の大父母(だいふぼ)なり。
民(たみ)をして怨咨(えんし)無く、物をして氛疹(ふんしん)無からしめば、亦(ま)是れ敦睦(とんぼく)の気象(きしょう)なり。

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■前集130項

害人之心不可有、防人之心不可無、此戒疎於慮也。
寧受人之欺、毋逆人之詐、此警傷於察也。
二語竝在、精明而渾厚矣。

人を害するの心は有るべからず、人を防ぐの心は無なかるべからずとは、此れ慮(おもんぱか)るに疎(うと)きを戒しむなり。
寧(むし)ろ人の欺(あざむき)を受くるも、人の詐(いつわり)を逆(むか)うること母(なか)れとは、此れ察(さつ)に傷(やぶ)るるを警(いさし)むるなり。
二語(にご)並(なら)びに在(そん)すれば、精明(せいめい)にして渾厚(こんこう)たり。

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■前集131項

毋因群疑而阻独見。
毋任己意而廃人言。
毋私小恵而傷大体。
毋借公論以快私情。

群疑(ぐんぎ)に因(よ)りて独見(どっけん)を阻(こば)むこと毋(なか)れ。
己(おのれ)の意に任(まか)せて人の言を廃(はい)すること毋(なか)れ。
小恵(しょうけい)を私(わたく)して大体(だいたい)を傷(やぶ)ること毋(なか)れ。
公論(こうろん)を借りてもって私情を快(こころよ)くすること毋(なか)れ。

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■前集132項

善人未能急親、不宜預揚。
恐来讒譛之奸。
悪人未能軽去、不宜先発。
恐招媒蘗之禍。

善人、未(いま)だ急に親しむこと能(あた)わずば、宜しく預(あらかじ)め揚(あ)ぐべからず。
恐(おそ)らくは讒譛(ぎんしん)の奸(かん)を来(まね)かん。
悪人、未(いま)だ軽(かる)がるしく去ること能(あた)ずば、宜しく先ず発(あば)くべからず。
恐(おそ)らくは媒蘗(ばいけつ)の禍(わざわ)いを招(まね)かん。

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■前集133項

青天白日的節義、自暗室屋漏中培来。
旋乾転坤的経綸、自臨深履薄処操出。

青天白日(せいてんはくじつ)の節義(せつぎ)は、暗室屋漏(あんしつおくろう)の中自(うち・よ)り培(つちか)い来(き)たる。
旋乾転坤(せんけんこんこん)の経綸(けいりん)は、臨深履薄(りんしんりはく)の処自(ところ・よ)り操(と)り出(い)だす。

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■前集134項

父慈子孝、兄友弟恭。
縦做倒極処、倶是合当如此。着不得一毫感激的念頭。
如施者任徳、受者懐恩、便是路人、便成市道矣。

父は慈(じ)、子は孝(こう)、兄は友し、弟は恭す。
縦(たと)い極処(きょくしょ)に做(な)し到るも、倶(とも)に是れ、合当(まさ)に此(かく)の如(ごとく)なるべく、一毫(ごう)の感激の念頭(ねんとう)も着け得(え)ざれ。
如(も)し施す者は徳に任じ、受くる者は恩を懐(おも)わば、便(すなわ)ち是(こ)れ路人(ろじん)にして便(すなわ)ち市道(しどう)と成(な)らん。

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■前集135項

有妍必有醜為之対。
我不誇妍、誰能醜我。
有潔必有汚為之仇。
我不好潔、誰能汚我。

妍(けん)有れば必ず醜(しゅう)有りありて之が対(つい)為(な)す。
我、妍(けん)に誇(ほこ)らずば、誰か能(よ)く我を醜(しゅう)とせん。
潔(けつ)有れば必ず汚(お)有りて之(これ)が仇(きゅう)を為(な)す。
我、潔(けつ)を好まずば、誰か能(よ)く我(われ)を汚(お)とせん。

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■前集136項

炎涼之態、富貴更甚於貧賎。
妬忌之心、骨肉尤狠於外人。
此処若不当以冷腸、御以平気、鮮不日坐煩悩障中矣。

炎涼(えんりょう)の態(たい)は、富貴(ふうき)にありて貧賎(きせん)よりも更に甚(はなはだ)し。
妬忌(とき)の心(こころ)は、骨肉(こつにく)にありて外人(がいじん)よりも尤(もっと)も狠(はなはだ)し。
此この処、若(も)し当(あ)たるに冷腸(れいちょう)を以てし、御(ぎょ)するに平気を以てせざれば、日として煩悩障中(ぼんのうしょうちゅう)に坐(ざ)せざること鮮(すく)なからん。

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■前集137項

功過不容少混。
混則人懐惰堕之心。
恩仇不可大明。
明則人起携弐之志。

功過(こうか)は少しも混(こん)ずべからず。
混(こん)ずれば、人、惰堕(だき)の心(こころ)を懐(いだ)かん。
恩仇(おんきゅう)は大(はなはだ)しく明らかにすべから。
明(あき)らかにすれば、即(すなわ)ち人は携弐(けいじ)の志を起(お)こさん。

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■前集138項

爵位不宜太盛。
太盛則危。
能事不宜尽畢。
尽畢則衰。
行誼不宜過高。
過高則謗興而毀来。

爵位は宜しく太(はなは)だ盛(さか)んなるべからず。
太(はなは)だ盛(さかん)んなれば危(あや)うし。
能事(のうじ)は宜しく尽(ことごと)く畢(お)うるべからず。
尽(ことごと)く畢(お)れば衰(おとろ)う。
行誼(こうぎ)は宜しく過(はなはだ)しく高(こう)なるべからず。
過(はなはだ)しく高(こう)なれば謗興(ぼうおこり)りて毀来(きき)たる。

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■前集139項

悪忌陰、善忌陽。
故悪之顕者禍浅、而陰者禍深。
善之顕者功小、而陰者功大。

悪(あく)は陰(いん)を忌(い)み、善(ぜん)は陽(よう)を忌(い)む。
故に、悪の顕(あら)われたる者は、禍(わざわい)浅くして、隠(かく)れたる者は、禍(わざわい)深(ふか)し。
善(ぜん)の顕(あら)われたる者は、功(こう)小(しょう)にして、隠(かくれ)たる者(もの)は功(こう)大(だい)なり。

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■前集140項

徳者才之主、才者徳之奴。
有才無徳、如家無主而奴用事矣。
幾何不魍魎猖狂。

徳は才の主にして、才は徳の奴(ど)なり。
才有り徳無きは、家に主なくして、奴の事を用(もち)うるが如し。
幾何(いかん)ぞ魍魎(もうりょう)にして猖狂(しょうきょう)せざらん。

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■前集141項

鋤奸杜倖、要放他一条去路。
若使之一無所容、譬如塞鼠穴者。
一切去路都塞尽、則一切好物倶咬破矣。

奸(かん)を鋤(す)き、倖(こう)を杜(た)つには、他の一条の去路(きょろ)を放(はな)つを要す。
若(も)し之れをして一(いつ)も容(い)るる所(ところ)無(な)からむるは、譬(たと)えば鼠穴(そけつ)を塞(ふさ)ぐが者の如し。
一切(いっさい)の去路(きょろ)、都(すべ)て塞(ふさ)ぎ尽(つ)くせば、則(すなわ)ち一切の好物は倶(とも)に咬(か)み破(やぶ)られん。

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■前集142項

当与人同過、不当与人同功。
同功則相忌。
可与人共患難、不可与人共安楽。
安楽則相仇。

当(まさ)に人と過(わざわい)を同じくすべく、当(まさ)に人と功を同じくすべからず。
功を同じくすれば、則(すなわ)ち相忌(あいい)まん。
人と患難(かんなん)を共ともにすべく、人と安楽(あんらく)を共にすべからず。
安楽、共にせば、則(すなわ)ち相仇(あいあだ)とす。

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■前集143項

士君子貧、不能済物者。
遇人癡迷処、出一言提醒之、遇人急難処、出一言解救之。
亦是無量功徳。

士君子(しくんし)貧(ひん)なれば、物(もの)を済(すく)うこと能(あた)わざる者なり。
人の癡迷(ちめい)の処(ところ)に遇(あ)わば、一言(いちげん)を出して之を提醒(ていせい)し、人の急難(きゅうなん)の処(ところ)に遇(あ)わば、一言を出してこれを解救(かいきゅう)す。
亦(また)是れ無量(むりょう)の功徳(くどく)なり。

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■前集144項

饑則附、飽則颺、燠則趨、寒則棄。
人情通患也。
君子宜当浄拭冷眼。
慎勿軽動剛腸。

饑(う)うれば則(すなわ)ち附(つ)き、飽(あ)けば即ち颺(あが)り、燠(あたたか)なれば即ち趨(おもむ)き、寒(さむ)ければ即ち棄(す)つ。
人情(にんじょう)の通患(つうかん)なり。
君子(くんし)は宜(よろ)しく当(まさ)に冷眼(れいがん)を浄拭(じょうしょく)す。
慎(つつ)しんで軽(かる)がるしく剛腸(ごうちょう)を動かす勿(なか)れ。

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■前集145項

徳随量進、量由識長。
故欲厚其徳、不可不弘其量。
欲弘其量、不可不大其識。

徳は量に随って進み、量は識(しき)に由(よ)りて長(ちょう)ず。
故に、其の徳(とく)を厚(あつ)くせんと欲(ほつ)せば、その量(りょう)を弘(ひろ)くせざるべからず。
其の量を弘くせんと欲せば、其の識を大にせざるべからず。

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■前集146項

一燈蛍然、万籟無声。
此吾人初入宴寂時也。
暁夢初醒、群動未起。
此吾人初出混沌処也。
乗此而一念廻光、烱然返照、始知耳目口鼻皆桎梏、而情欲嗜好悉機械矣。

一燈蛍然(いっとうけいぜん)として、万籟(ばんらい)声無し。
此れ吾人(ごじん)初めて宴寂(えんじゃく)に入(い)るの時なり。
暁夢(ぎょうむ)初めて醒め、群動(ぐんどう)未(いま)だ起こらず。
此れ吾人初めて混沌を出ずる処なり。
此れに乗じて一念光りを廻らし、烱然(けいぜん)として返照(へんしょう)せば、
始めて耳目口鼻、皆、桎梏(しつこく)にして、情欲嗜好(じょうよくしこう)は悉(ことごと)く機械たるを知る。

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■前集147項

反己者、触事皆成薬石。
尤人者、動念即是戈矛。
一以闢衆善之路、一以濬諸悪之源。
相去霄壤矣。

己れを反(かえり)みる者は、事に触れて皆薬石と成る。
人を尤(とが)むる者は、念を動かせば即(すなわ)ち是れ戈矛(かほう)なり。
一を以って衆善(しゅうぜん)の路(みち)を闢(ひら)き、一を以って諸悪の源を濬(ふか)くす。
相(あい)去ること霄壤(しょうじょう)なり。

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■前集148項

事業文章、随身銷毀、而精神万古如新。
功名富貴、逐世転移、而気節千載一日。
君子信不当以彼易此也。

事業文章は、身に随(したが)いて銷毀(しょうき)するも、而(しか)して精神は万古(ばんこ)に新たなるが如し。
功名富貴は、世を逐(お)いて転移するも、而(しか)して気節(きせつ)は千載(せんざい)に一日なり。
君子、信(まこと)に、当(まさ)に彼を以て此に易(か)うべからず。

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■前集149項

魚網之設、鴻則罹其中。
蟷螂之貪、雀又乗其後。
機裡蔵機、変外生変。
智巧何足恃哉。

魚網(ぎょもう)の設くる、鴻(おおとり)則(すなわ)ち其の中に罹(かか)る。
蟷螂(とうそう)の貪(むさぼ)るや、雀(すずめ)又、其の後(あと)に乗ず。
機裡(きり)に機を蔵(かく)し、変外(へんがい)に変(へん)を生ず。
智巧(ちこう)何ぞ恃(たの)むに足らんや。

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■前集150項

作人無点真懇念頭、便成個花子、事事皆虚。
渉世無段円活機趣、便是個木人、処処有碍。

人と作(な)るに点の真懇(しんこん)の念頭無くば、便(すなわ)ち個の花子(かし)と成(な)り、事々(じじ)皆(みな)虚(きょ)なり。
世を渉(わた)るに段の円活(えんかつ)の機趣(きしゅ)無くば、便(すなわ)ち是れ個(こ)の木人(ぼくじん)にして、処々(しょしょ)に碍(さわ)り有り。

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