最近のひとこと から

心外無別法

しんげむべっぽう

死んでいる人に世界は無い。寝ている時には一時的だが世界は無い。坐禅をして三昧にある時に世界は無い。「無い」というより「消える」といって良いかもしれない。これが解ると「世界は一時的な現象であり、存在どころか実体は無い、という事が解る。それが『空(くう)』という事。本来が空だから、人はそれを観る為に「二元論的尺度」を作った。楽しいか?苦しいか?嬉しいか?悲しいか?。死んでいる人には関係ない。寝ている人にも関係ない。禅坊主にも関係ない。全ては自分の心で決まる。だから、心の持ちようで世界は変わる。

伊豆国際禅堂 小林惠智 合掌 @ryobo.org.

2022/6/13

 

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