「動と静」「陽と陰」など両極が織りなす世界に生きているが、それは二つに分かれて現象しているのではなく、同時に現象している。雲は自在に、水は形無く。あるべき姿を見せてくれるのは、動静、陰陽が同時にあるからだ。人込みに立ち止まる。上映中の映画館で動きまわる。反対の側はよく見える。しかし、それは自分が反対側にあるから。自然も人生も、都合の良い時、都合の悪い時があるのではなく、心が奪われている一瞬の偏った気分。表裏は同時にあるんだよ。それを決めるのも決めないのも心。心を偏らすことなく自由に生きていたいね。

伊豆国際禅堂師家　快山慧智　合掌　＠ryobo.org

2022/6/27

 

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