最近のひとこと から

一念忘機

いちねんきをぼうず

人は良きにつけ悪しきにつけ情動により引き金が引かれる「感情」という一過性の気分に翻弄される。情動反応のように単に一過性なら良しとしても、個性によっては感情が固定し「我とか執着となり、結果的「拘り・囚われっ偏り」という不自由な気分に支配され続けている場合がある。「機を忘ず」とは、無心であり心を固定しない、言い換えれば、価値観による評価を伴う「一切の計らい」を捨て切った処を言い、それが出来ていれば、何時如何なる時でも、さっぱり、晴れ晴れととした気分で暮らせる「豊かな世界」があるが、それに気付かない人間が多いのは悲しいことだね。

伊豆国際禅堂師家 快山慧智 合掌 @ryobo.org

2022/8/8

 

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