最近のひとこと から

紅葉舞秋風

こうようしゅうふうにまう

日本の自然は四季に順じて移ろう。人生にも四季があり順じて立場が変わりつつ、何は散る。勿論、無常迅速。四季という節目が明確ではなく日々に移ろう。色付いた紅葉を観る度に夏をなつかしみ、冬の到来に心が動く。しかし、それに逆らい順じて動かぬ場合も人生にはある。だが、人生の起承転結は変わらない。学び-活かし-伝え-眺めて潔く散る。つまり、自然の移ろい、縁に委ねて生きるのが、長は長なり短は単なりに結実する。風に吹かれて散りゆく紅葉は「無理するな、ある場所であるがままに生きよ」と訓を残して散ってゆく。

伊豆国際禅堂師家 快山慧智 合掌 @ryobo.org

2022/11/14

 

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