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■前集23項

攻人之悪、毋太厳、要思其堪受。
教人以善、毋過高、当使其可従。

人の悪を攻(せ)むるは、太(あまり)にも厳なることなかれ、その受くるに堪えんことを思うを要す。
人に教うるにも善を以ってするは、高きに過ぐることなかれ、当(まさ)にそれをして従うべからしむべし。

他人の悪を攻める時は、あまり厳しすぎるてはいけない。相手が受け入れられる程度かどうか考えるべき。人に善行を積ませようとする時は、あまり大きな期待をせず、相手が出来る程度にしてやらなければならない。
つまり、活人は、現役として日々の関係が継続するのだから、指導や指示を出す場合、相手を追い込んでしまうような接し方をしてはならない。
言い換えれば、活人は、怨みを買う事の無い様にということ。
慧智(030601)