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■前集37項

寧守渾噩而黜聡明、留些正気還天地。
寧謝紛華而甘澹泊、遺個清名在乾坤。

寧(むし)ろ渾噩(こんがく)を守りて、聡明を黜(しりぞ)け、些(いささ)かの正気を留めて天地に還(かえ)せ。
寧(むし)ろ紛華(ふんか)を謝して、澹泊(たんぱく)に甘んじ、個の清名(せいめい)をして乾坤(けんこん)に遺(のこ)せ。

素朴で素直な態度を守り、頭に依存することなく、自然体の元気で生き、死ぬ時にはその元気を天地に還(かえ)しなさい。
つまり、活人は、元気に生きて、元気に死になさいということ。
言い換えると、活人は己の『元気』と『真気』で社会貢献出来るのだろう。
慧智(030603)