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■前集152項

有一念而犯鬼神之禁、一言而傷天地之和、一事而醸子孫之禍者。
最宜切戒。

一念にして鬼神の禁を犯し、一言にして天地の和を傷(やぶ)り、一事(いちじ)にして子孫の禍いを醸(かも)す者有り。
最も宜しく切に戒(いまし)むべし。

ふとした思いが鬼神の掟を犯し、ふとした一言が世界の平和を破り、ふとした出来事が子孫に災いを及ぼす事がある。
細心の注意を心がけなさい。
つまり、極めて些細な事が、一生後悔するような大事になることがあるから、人生に油断は禁物だということ。
言換えれば、活人は何事にも慎重であれということ。
慧智(030624)