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■前集185項

処富貴之地、要知貧賤的痛癢、当少壮之時、須念衰老的辛酸。

富貴(ふき)の地(ち)に処(お)りては、貧賤(にんせん)の痛癢(つうよう)を知(し)らんことを要(よう)し、少壮(しょうそう)の時(とき)に当(あた)りては、須(すべか)らく衰老(すいろう)の辛酸(しんさん)を念(おも)うべし。

人間、リッチな時にはプアーな人の気持ちを理解し、若く元気な時には年老いて衰えた人の辛さを思いやること。
つまり、備えよ常に、ということ。
言い換えれば、活人は、絶えず相手の身になって考えろ、ということだ。
慧智(030630)