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■後集21項

趨炎附勢之禍、甚惨亦甚速。
棲恬守逸之味、最淡亦最長。

炎(えん)に趨(はしり)り、勢(いきお)いに附(つ)くの禍(わざわ)いは、甚(はなは)だ惨(さん)にして、亦(また)甚(はなは)だ速(すみ)やかなり。
恬(てん)に棲(す)み、逸(いつ)を守(まも)るの味(あじわい)は、最(もっと)も淡(たん)にして、亦(また)最(もっとも)も長(なが)し。

権力者に随い、権勢の大きい者に諂うも者の災難は、極めて悲惨で、極めて急激である。
安らかに暮らし、気楽さ生き続ける趣は、極めて淡白で長続きする。
つまり、達人の暮らしは、権力と無縁であり、悲惨な出来事とも出会わず、淡々としてノンビリとしたものが良い。
言い換えれば、ゆったりと暮す中で、忙しさに感けて、それまで出るに出られなかった人間の本心が表れるのだろう。
慧智(030711)