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■後集114項

心曠則万鐘如瓦缶、心隘則一髪似車輪。

心(こころ)曠(ひろ)ければ、万鐘(ばんしょう)も瓦缶(がふ)の如(ごと)く、心(こころ)隘(せま)ければ、一髪(いっぱつ)も車輪(しゃりん)に似(に)たり。

心が広ければ高収入の意味は小さく、心が狭ければ一本の髪の毛も車輪にも値するほど意味が大きくなる。
つまり、心が広いと一般人が価値を見出すものでも、それの本質的な意味で価値判断するし、心が狭ければ上辺で解釈するので、些細なことでも一喜一憂してしまうという事。
言換えれば、達人は上辺の価値に左右される事無く、本質に注目しなさいということだ。
慧智(030727)