最近のひとこと から

無心風来吹

むしんにかぜきたりふく

子供は夢中になると我を忘れ、時を忘れる。その状態こそが無心なのだ。つまり、対象と自分が一体になっている。言い換えれば、その瞬間には邪念も無ければ妄想もない。だから、大人を唸らせる結果を出す。ところが、殆どの親や教師という妄想家は、誉める。だから折角出した芽が枯れる。人は弄らなければ、それなりにその人の個性が出た生き方をするし、成熟もする。ところが、馬鹿な親や教師は、弄る。そしてダメにする。可哀そうなのは子供。寺の小僧は褒められることはない。次から次へとダメだしされて、難題を与えられて育つ。そして、気が付くと師を超えている。
両忘山活人禅寺 南伊豆国際禅堂 虚庵快山慧智 合掌

2022/4/18

 

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