菜根譚(さいこんたん)

清言集『菜根譚(さいこんたん)』は、明治時代以降の日本では中国の古典の「論語」と並んで広く読まれています。この作品は、中国の明代末期(万暦八年)洪自誠(こうじせい)という士大夫読書人によって編著された心学の箴言集(しんげんしゅう)であり教訓集で、前集222項、後集134項の合計356編の漢文で綴られた「心の戒め」です。

つまり、著者が提言している日々の目標の集大成としての人生の目的達成を確実に実現する「一日一生」という生き方、それを具体的な方法論として支える、事実・発見・教訓・宣言からなる潜在意識を浄化強化する四段論法である「四行日記」の第三段目の「教訓」の素材となると思い超訳に挑戦しました。

 さて、この菜根譚は、過去たくさんの訳注・解説書が出版されましたが、中でも鎌倉・円覚寺の今北洪川老師の弟子、両忘菴開山の釈宗活老師の師にあたる釈宋演老師(元:臨済宗円覚寺派・管長)の菜根譚講話は、漢文の専門家ではない著者にとって有り難い参考書であったと冒頭で付記しておきます。 皆さんもご存知の通り、私は漢文学者でもないし、読者もまた漢文、漢詩の専門家ではないことを想定し、先の釈宗演老師の講話録を参考に、誰にでも理解できるよう日本語による漢詩の読み方(口語訳)と基本的な解釈、および小生なりの意訳(超訳)に挑戦しました。ですから、漢文との差異が気にかかる方は、是非とも原文をお読みください。

なお、本書は超訳ということで、漢文からの意訳の後に、「つまり」「言い換えれば」「翻って言えば」という接頭語を冠して、著者の解釈を述べています。

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