一瞬一瞬に全力を尽くすのが、禅の肝。「一期一会」は、多くの場合は“出会い”は一度限りという気持ちで『全機現』を尽くす事だ。それは練習（リハーサル）と本番という区別は無い。考えれば、人生、否、歴史は一瞬一瞬の積み上がり。言い換えれば、全てが“本番”。当たり前だが、力を入れる時、抜き時があるのが凡夫の常。禅は一挙手一投足に全機現。手を抜く、気を抜く時でも、それに全力を尽くす。寝る時にも、人に会う時も、食べる時、トイレの時、風呂・・。全力でそれを行う。言い換えれば『事に成り切る』。

伊豆国際禅堂師家　快山慧智　合掌　＠ryobo.org

2022/7/4

 

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