最近のひとこと から

散る桜 残る桜も 散る桜

ちるさくらのこるさくらもちるさくら

良寛和尚の辞世の句と言われている。毎年毎年桜を見ると、この句が浮かび腰が立つ。生者必滅。誰でもわかっている。命に永遠は無い。人は必ず死ぬ。「逝く人も 残る人も また逝く人』と聞こえる。生死とは表裏一体。生きているから、死ぬのである。それを心底に落として今を全力で生きる。それが禅の肝でもあり、「明らめる」という言葉で表す。「あきらめる」とは真実を明らかにする事なのだ。

伊豆国際禅堂師家 快山慧智 @ryobo.org

2023/3/6

 

最近のひとこと